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“怒り”という感情

“怒り”について



“怒り”の感情は、人間関係の悪化やハラスメント、さらに暴力や殺人などの事件に発展することもあります。そのために「良くない感情」であると考えられていますが、“うれしい”や“楽しい”と同じように、感じて当たり前の感情なのです。

そして、“怒り”は他の感情と同じくしっかりと意味を持っています。『安心できないとき』『安全でないとき』に“不安”になるように、『自分の思い通りにいっていないとき』に“怒り”の感情が湧き上がってきます。
例えば、他人に迷惑をかけてはいけない、と思っている人の多くが、電車の中で騒いでいる人に対してイライラしたことがあるでしょう。
ムカッときたり、イライラしているときは、何か自分のルールに反していることが起きている、とこころが知らせてくれているのかもしれません。


“怒り”の4つの性質

“怒り”の感情には4つの性質があります。

①高いところから低いところへ流れる
 上司から部下へ、親から子へ、力の強いところから弱いところへ流れる、という性質があり
 それはさらに低いところへと連鎖していくのが特徴です。
②伝染する
 「情動感染」といって、喜怒哀楽の感情は周囲に伝染すると言われています。
 例えば、近くの人がイライラしていると自分までイライラしてきた、という状態です。
③身近な対象ほど強くなる
 長く一緒にいる身近な相手ほど「コントロールできるはず」と思い込んだり、相手への
 期待値が高くなり甘えも生じやすくなります。そのため、思い通りにいかない場合に
 怒りが生じやすく、相手に向けやすく、怒りの程度も強くなります。
④行動を起こすモチベーションにもなる
 怒りは強いエネルギーを持っているため「いつか言い返すぞ」「仕返しをしてやる」などと
 非建設的な行動のエネルギー源になります。逆に、「よし、結果を出してやる」
 「いつか追い越してやる」と行動し、何らかの成果を出せる場合もあります。


“怒り”を野放しにすると・・・

“怒り”の感情によって『自分の思い通りにいっていない』と、せっかくこころが知らせてくれても、“怒り”は大きくて強いために対処をすることは難しいです。
では、対処できずに放っておくと、どんなことが起きるでしょうか。

感情的になり、相手をやり込めたり傷つけるようなことを言ってしまうなど、人間関係を壊すことがあるでしょう。イライラして仕事が手につかず、冷静な判断ができなかったり些細なミスをしてしまうなど、仕事にも支障がでるかもしれません。
さらに、ため込むことにより激しい怒りに変わり、はっきりと言えない自分を責めたり、一気に爆発して(ブチ切れて)しまうと取り返しがつかない事態になることもあります。また、筋肉は緊張し、心拍も血圧も上がるため、身体にも悪い影響を及ぼします

以上のように、対処できずに放っておくと社会的・精神的・身体的に様々な支障が出てしまうのです。


問題となる4つの“怒り”

本来、「怒りは感じてもいいし怒ってもいい」ものです。
ただ、次に挙げるような怒り方、怒りの傾向がある場合は注意が必要です。

①強度が高い(相手が謝っても、誰かが止めても、一度怒り出したら止まらなくなる)
②頻度が高い(1日のうちに何度も怒ることがある。)
③攻撃性を持つ(相手を責め、傷つけるようなことを言ったり、直接暴力をふるう)
④持続性がある(一度怒ると何日も怒りが静まらない)





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